MacでのgfortranによるAkaiKKRのビルド
環境構築
ターミナルにて、まずはbrewのインストールを行う。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
installの最後には「===> Next steps:」が表示され、install後に行う作業が示される。ここに.zprofileへの記述の追加をする旨が現れたらその指示に従う。その後、パッケージを更新する。
% brew update
% brew upgrade
そして、gfortran, gnuplotをインストールする。
% brew install gfortran
% brew install gnuplot
AkaiKKRのビルド
AkaiKKRの作業フォルダを作成し、cdで移動する。
% mkdir AkaiKKR
% cd AkaiKKR
ダウンロードした最新版のAkaiKKRを作成したAkaiKKRディレクトリに入れる。その後、ファイルを展開した後cdで移動する。
% tar zxvf cpa2021v01.tgz
% cd cpa2021
そして、makefileをvi, nano等の好みのエディタで編集する。15行目、16行目の
fort = ifort
#fort = gfortran
について、15行目の行頭に「#」を追加し、16行目の行頭の「#」を削除する。
#fort = ifort
fort = gfortran
この操作によりコンパイラをifortからgfortranに切り替える。そしてビルドを行う。
% make
% make gpd
% make spc
実行ファイル”specx”, “gpd”, “spc”があれば成功している。
動作確認
ビルドを行ったディレクトリで以下のコマンドを実行することで動作確認ができる。
$ ./specx < in/fe